HOME > レシェルコラム > アーカイブ > 感受性豊か: 2019年8月

レシェルコラム 感受性豊か: 2019年8月

五感を感じる心と身体。北海道は秋の気配が近づいています。



お盆休みに、日本列島を直撃した大型台風も過ぎ去り、また猛烈な暑さが戻った。

私の住む北海道でも、日中は真夏の暑さ。

けれど何かが少し違う。何が違うと感じたかというと、

肌に触れた「風の感触」だ。

これが、いわゆる「秋風」と表現する風。

あっという間に季節が進んでいることを感じた。



私は、高校卒業後、東京で4年程暮らした。

古い木造アパートで、もちろんエアコンなんて無い生活。

でも、夏の暑いスタジオで、だくだく汗を流しながら、踊り続けていた私にとって、暑い夏はお手の物。

私にっと「秋」というのは、これから寒い季節に入っていく‥‥ちょっと憂鬱な季節。



多分私は、寒さより暑さに耐える方が断然得意と思う。

更に、湿度があった方が身体の動きが断然良くなるので、東京の夏は好きだった。

どんなに暑くてもちゃんと寝られるし、食べられる。(笑)

今まで生きてきて、夏バテなんか全く知らない強靭な人。(笑)


自分でも、納得の体力の持ち主の私!



僅か4年の東京生活だったが、公私ともにどっぷり浸かった東京生活で、すっかり東京人になっていたあの頃の私。

今でも、脳裏に焼き付いている東京生活を、今でも思い出す。


すっかり、身も心も東京人になって、北海道に戻った頃。

いろいろな事が受け入れられず、一番苦しんでいたなぁ。

北海道の気候すら受け入れられなかった私は、最初の1年はずっと風邪の引きっぱなし。

「一年中寒いってどういう事?」と何回思ったか数え切れない。



こうなると、どんなことも受け入れられない自分がいる。

なんで?どうして?

仕事もプライベートも上手くいくはずが無い。




紆余曲折ありながら年月は通り過ぎ、気付いたら東京から戻って20年もの年月が過ぎていた。

きっと、東京ではまだまだ暑い最中だが、北海道は確実に「秋風」が吹き、秋の足音が一歩一歩近寄ってきている。



数年前までは、あまり気に留めもしなかった肌に触れる「風の感触」。

五感の感じ方を変えられると、本当にいろいろな情報が感覚として自分に伝わってくるものだ。



風や季節を感じる五感の感覚器官は、ズバリ「触覚」

触覚の感度レベルが高いと、季節の楽しみ方っていろいろあるな、と実感。

そう思うと、爽やかな夏の北海道も過ごしやすくて良いものだな、と思うところ。


五感を感じられる心と身体。


私もまだまだ五感を鋭敏に使えるようになるには伸びしろがありそうだ。




⇒ お問い合わせ、コメントはこちらからどうぞ^^








1

« 感受性豊か: 2019年3月 | メインページ | アーカイブ